BLOG 匠建枚方 新築ブログ
2021年05月29日
工事期間の短い買ってはいけない新築住宅
新築住宅のトラブル件数が急激に増加


(公益財団法人 住宅リフォーム・紛争処理支援センターの「住まいるダイヤル」調べ)
工期期間の極端に短い住宅を買ってはいけない理由
なぜ、新築住宅なのに、トラブルが起こるのでしょうか? 一番大きな理由は、「建築工事期間」が、以前よりも短くなって来ているからでしょう。 工期(工事期間)とは、住宅では、基礎の着工~竣工(完成)までの工事期間のことです。建売業者やローコストメーカーでは、「工期が2か月」という会社もあります。 当社は注文住宅を提供している会社です。丁寧な施工を心がけているため、「工期は平均5月ほど」、施主様にみてもらっています。 なぜ、工期を短縮する必要があるのかというと、「利益」のためです。2か月と、当社の6か月を比べればおわかりでしょう。工事期間の圧縮は利益を生み出します。ザックリと人件費が二分の一以下ですむのですから。それと運営費も圧縮できるので、儲けるためには建築期間の短縮を使わない手はないのです。 この工期短縮の恩恵を受ける会社が、年間棟数が多い、ハイコスト、ローコストの住宅メーカーや、パワービルダーなどの建売分譲業者です。年間に数千、1万棟以上も生産していたら、工期の短縮によって、莫大な利益が転がりこみますよね。 それでも、何も問題、トラブルがなければ、新築購入者は、工事期間が短いほど歓迎するでしょう。 しかし、「工期が短いほど、欠陥、不具合、手抜きなど、トラブルの発生率が上がる傾向」。これは事実です。
(質問)手抜き工事の新築が増えていると建築士が言ってました。 (ベストアンサー)確かに手抜工事や欠陥住宅の新築の相談事例は減っていません。 最近になって「手抜工事や欠陥住宅などが増えている」と話題になっている理由は、新築分譲住宅(建売住宅)のローコスト化により、以前(大よそ20年前)と比べて建築の工期が極端に短くなっていることが要因の一つです。 約20年以上前であれば、延床面積30坪程度の建売住宅を新築する際は、3~4か月の工期で建築していました。 しかし、近年のローコストの新築住宅(建売住宅)では、この半分程度の工期で建築しています。この工期の短さが新築住宅の建物品質を低下させていると言われる要因と言えます。(出典:手抜き工事の新築が増えていると建築士が言ってました)
