BLOG 匠建枚方 新築ブログ
2015年06月11日
注文住宅の意味を自社に有利に住宅メーカーや工務店は使う

注文住宅という意味は曖昧で勘違いしやすい
たとえば、国土交通省ではアンケート調査により「注文住宅」という意味が微妙に違います。 ある調査では、「自分自身が居住する目的で建築した住宅」という意味で使用しています。ちなみに、分譲住宅の意味は、「新築の建て売り住宅又は分譲を目的として建築された住宅」です。 住宅メーカーでは次のような意味で「注文住宅」や「注文建築」を使っている会社が多そうです。規格住宅とは「間取り」や「外観」、「設備」などがある程度パッケージ化された住宅です。ハウスメーカーでも、「完全フルオーダーの注文住宅です!」と謳いながら、実は規格住宅だったりします。そもそもハウスメーカーは、なぜ同じ名前の商品を全国規模で流通できるのでしょうか?(みんなの注文住宅)工務店でもさまざまな意味で注文住宅を扱っています。 棟梁一人で営んでいる工務店の場合は、「持ち家の建て替え」という認識に近いところもあります。

工務店や住宅メーカーに相談する前に注文住宅の意味を確認しよう
日本語はあいまいな言い回しが大変多い言葉です。上記の言葉は何れも日常よく耳にする表現ですが、ビジネスの場面では大変危険な言葉です。私たちは、どうにでも解釈できるあいまいな表現に出会うと、必ず自分に有利なように受け取るからです。そこから、「言った」「言わない」のトラブルに発展することも少なくはありません。(あいまい言葉はトラブルのもと |日本電信電話ユーザ協会)注文住宅の意味は、自社に有利に住宅メーカーや工務店、不動産販売会社は使う、ということになります。 全国のみなさまにお願いしておきます。 注文住宅(注文建築)という意味やイメージは、人それぞれで使い方が異なります。新築注文住宅をご検討のさいは、必ず、次のように先方業者に問いかけてください。 「こちらでは、注文住宅をどのような意味でお使いでしょうか?」 「制限や間取りを組み合わせる注文住宅ですか? それとも、私たちの要望が、すべて反映できる自由設計の注文住宅ですか?」
